喪主としてのマナー

葬儀告別式の前にすべきこと

葬儀告別式は、基本的には通夜よりもすべきことは少ないです。
その中で特に重要になるのが、喪主の挨拶があること。
この挨拶については、あまり凝ったものにする必要はありませんが、一応しっかり考えておかないと、いざという時に頭が真っ白・・・ということにもなりかねません。

喪主挨拶は、文字通り喪主が主に努めますが、喪主が心身ともに疲弊している場合は他の遺族代表が務めることもあります。そのあたりはよく決めておきましょう。

内容は1~2分でまとまるように、参列のお礼、故人との思い出など、堅苦しい挨拶ではなく自分の言葉で考えてみましょう。
どうしても心配な場合は紙に書いておいても問題ありません。

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通夜の式次第

定刻になったら通夜が開始されます。
仏式の場合は僧侶が会場に入り、読経が始まります。

一般的な仏式の通夜の式次第は以下のようになっています。
遺族・親戚着席:遺族親族は開式15分前には着席します。

僧侶入場・開式の辞:僧侶が入場し、司会者が開式の辞を述べます

読経:読経が始まります

焼香:読経が始まってしばらくすると焼香が始まります

(法話・説話)場合によっては読経のあとに法話があります

僧侶退場・閉式の辞:僧侶が退場し、司会者が閉式の辞を述べます

通夜振る舞い:通夜振る舞いの会場に移動し、故人を偲んで会食します

喪主挨拶・解散:通夜振る舞いが終了する時間に喪主が挨拶します

(夜伽):地方によっては故人と一晩を共にします

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通夜開始前の短い時間で最終確認すべきこと

納棺の儀が終了してから通夜の開始まではほとんど時間がありません。
ですが、その短い時間内に行わなければならないことはたくさんあります。
主に、通夜が始まる前の最終チェックになります。
例えば、

  • 会葬御礼状の誤字脱字チェック
  • 供花・供物の氏名・順番のチェック
  • 遺族・親族の席次の確認
  • 僧侶の食事の確認

などがチェック項目としてあります。
特に氏名のミスはとても多いので、じゅうぶんにチェックするようにしてください。
通夜開始1時間前になると手伝いの人が集合しますので、受付や会計などの役割分担を決めます。その際には「本日はお忙しい中ありがとうございます。よろしくお願いします」という挨拶を忘れないようにしましょう。

通夜開始の30分前には僧侶が到着します。控室に通された僧侶へは喪主と遺族が挨拶に行きますが、その時にお布施を渡すのが通例になっています。

基本的にはこうしたチェックについては葬儀社がその都度指示をしてくれるので、その指示にしたがって行動すれば大きな間違いはないでしょう。ただし、意思疎通がじゅうぶんでなかったために起こってしまうトラブルは珍しいことではありません。こうしたミスを防ぐには、不明な点があったら先延ばしにせずすぐに解決すること。当日の予定やスケジュール等、確認しやすいように書面で出してもらうといいでしょう。
「料理が足りない場合」や「故人との対面を希望する人がいる」といった場合は、いったん喪主が話を承って、葬儀社と話し合いながら手続きを進めていくようにしましょう。

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納棺の儀の手順

「納棺の儀」というのは、故人を安置している布団から棺に納めるための一連の儀式を指します。
一般に納棺の儀は親戚が集まりやすい通夜の前に行われることが多く、儀式にかかる所要時間は30~40分程度になります。

納棺の儀に必要な祭具は宗派に沿ったものを葬儀社が用意してくれます。進行や作法についても葬儀社が事細かに教えてくれるので、心配はいりません。
仏式の場合、まずは遺体を死装束に着替えさせます。死装束は「冥土への旅支度」をするための衣装になっています。
そのため、足には草履を履かせ、三途の川を渡るために必要な六文銭を模した紙を頭陀袋に入れ、杖を持たせてあげます。
冥土への旅支度が済んだら、ゆっくりと故人を棺に納めます。

そして、棺には故人の愛用していた物を入れることも最近では一般的になってきました。ただし、火葬の妨げになるような物は棺に入れることはできません。具体的には、金属・ガラス・電池・カーボン製品は火葬炉故障の原因となるので入れてはいけないことになっています。

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喪主としてふさわしい通夜の時の服装

とうとう通夜の日が来てしまいました。
悲しみに耐えながら、人生のうちでそう何度もない多忙を極める1日を大過なくすごさなければなりません。

そのためには、まず家を出る際に、喪主としての服装がきちんとしているかをチェックしましょう。

本来お通夜というのは正装をする必要のないものでした。
なぜなら、喪主をはじめとした近親者は故人と共に夜を徹して過ごすものでしたのでこの時点で喪服を着る必要はありませんし、参列者は「大急ぎで来たから喪服を用意できなかった」という事を表すために華美な服は避けるものの喪服は着てこないのが本来の形でした。

ですが、最近は事情が変わってきていて、お通夜に参列者が集中する傾向があり、また喪服を着てくる参列者が多くなったため、遺族もそれに合わせて喪服を着るようになってきました。
ですから、家族葬など、近親者のみで通夜をする場合は、必ずしも喪服を着る必要はありません。それが本来の姿なのです。

お通夜の時点で喪服を着用するのであれば、男性は洋装ならモーニングコート、和装なら紋付袴が本来の正式な服装になります。
ですが、最近ではブラックスーツが一般的になっています。
女性の場合はワンピースかアンサンブル、スーツのいずれかが適当だと思われます。パンツスーツはややカジュアルに思われるかもしれないので避けたほうが無難です。

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関係者に葬儀の日程を連絡する

全ての準備が済んだら、関係者に葬儀の連絡をします。
この時点で近親者や親しい友人などは亡くなったことを知っていますが、そうした親しい人を含めて、葬儀に参列することが予想される人には全員死亡のお知らせと通夜・葬儀の日程を連絡する必要があります。

連絡する方法は電話・FAX・メールなどでお知らせするのが一般的です。

昔は故人の交友関係だけでなく、遺族の仕事関連、遺族の交友関係、町内会など多くの関係者に告知していましたが、最近では告知する範囲を限定して葬儀を行うケースが増えています。
とはいえ、遺族でも知らない交友関係があるかもしれません。誰にお知らせをするかについては家族間でよく確認しあう必要があります。

葬儀の案内をする際のポイントとしては、

  • 故人の名前
  • 喪主の名前と故人との関係
  • 死亡した日時
  • 通夜・葬儀・告別式の日時と場所
  • 葬儀の宗教形式
  • 連絡者の名前
  • 供花・供物について

なお、供花・供物を辞退する場合はその旨を明記します。

家族葬など、葬儀の規模が小さい場合の連絡について

遺族の会社へは、忌引休暇の届け出をする際に葬儀の日程や場所を知らせます。
会社の関係者の通夜・告別式への出席は最近ではお断りするケースも多いようです。参列を希望するかどうか、また供花や弔電を受け付けるかどうかなど、あらかじめはっきり伝えておくと混乱になりません。

近所への連絡は、葬儀は身内のみで簡単に済ませる旨の通知をします。供花や弔電の受け取り可否についてもはっきり伝えておきます。
最近は近所への連絡は事後のことも多いです。

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死亡届を提出する

死亡届は、死亡診断書または死体検案書と左右で1枚の用紙になっています。
死亡診断書・死体検案書は医師が記入しますが、死亡届は家族が記入します。
死亡届は亡くなって7日以内に役所への提出が義務付けられています。

死亡届を届ける届出人は親族・同居者・家主・地主・家屋管理人・土地管理人等・後見人・保佐人・補助人・任意後見人とされていますが、代理人でもいいので、一般的には葬儀社が代行することが多いです。その場合は、届出人の印鑑が必要になります。

役所へは死亡届の他に火葬許可申請書も提出します。これらが受理されたら死体埋火葬許可証が交付されます。これがないと火葬を行えませんので、重要な書類になります。火葬場で必要になるので、自分で持たずに葬儀社に預けておくことをおすすめします。

死亡届を提出する場所は死亡者の死亡地、本籍地、または届出人の所在地の市役所・区役所または町村役場に提出します。24時間受け付けています。

妊娠12週目以降の死産・流産の場合、医師に死産証明書を作成してもらい、役所に提出します。
生後すぐ亡くなった場合は、先に出生届を出した後に死亡届を提出します。いずれも提出は死後7日以内です。原則的には火葬します。

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棺、霊柩車など、細々とした事柄を決める

いよいよ通夜直前になったら、棺や霊柩車などの細々とした事柄を決めていかなければなりません。

棺については、かなりグレードに幅があり、合板材の安い値段のものから無垢材の高額なもの、布張りの更に高い棺など、さまざまに揃っています。
どの棺にするか、予算の都合で選ぶといいと思いますが、基本的に棺のグレードはほぼ葬儀社の儲けに直結していると思って間違いありません。
ですから、よほどこだわりがある場合を除き、そこそこの値段のもので十分でしょう。
最近では環境に配慮した特殊段ボール素材の棺も登場しています。
棺のデザインについては、祭壇のデザインに合わせたものがよいでしょう。生花祭壇の場合であれば白い覆いをかけたものが見栄えするでしょうし、仏式なら「棺掛け」「棺覆い」と呼ばれる袈裟を模したカバーをかければ見栄えがします。

霊柩車については、火葬場に行く際に使用しますが、葬儀会場と火葬場がほぼ同じ敷地にあるのに霊柩車を薦めてくる葬儀社もあります。
そうした、たかが数十メートルの移動は、なにも霊柩車を使わずともストレッチャーなどで移動は可能です。ダマされないようにしましょう。
霊柩車の費用は距離数や車種によって異なりますが、だいたい10kmで15000円程度です。

また、葬儀の時期が真夏や真冬の場合は、葬儀社が扇風機やストーブを出してくれる場合もあります。これも有料なので、事前に必要かどうかきちんと決めておきましょう。

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供花・供物の方針も決めておく

供花・供物・花環を受け取るかどうか、方針を決めておいたほうがいいでしょう。花環については、場所によっては飾れないところもあるので、事前に葬儀社に相談するとよいでしょう。
いただいた供花・供物を並べる順番ですが、1基ごとに芳名札を建てる場合、中央寄りほど故人と関係が深い人を配置します。
また、芳名札を立てず、芳名板に「順不同」として掲げる方法もあります。
なお、喪主が故人へ出す供花を「喪主花」といい、1基もしくは一対準備する地方も多く見られます。

また、祭壇が生花祭壇の場合は、いただいた花全てを祭壇の一部として飾り、芳名札は立てずに全て芳名板に書く、という方法が最近では多く取り入れられるようになってきています。

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祭壇の形式を決める

葬儀社へ支払う金額のうち、大きい割合を占めているのが祭壇にかかる費用。
葬儀社はできるだけ高い祭壇をすすめてきます。それだけ、高い祭壇は葬儀社の儲けになるからです。
例えば、白木の祭壇ですと、規模にもよりますが数十万円かかる場合も。

ですが、葬儀社によっては、過去の葬儀の際の祭壇を見本として写真に撮っている場合があります。
そうした写真を見ながら、自分の考えるお葬式の形に最もふさわしい祭壇を決めていくのがいいでしょう。

最近では、故人が好きだった花を中心に、花で祭壇をいっぱいにする生花祭壇が多く好まれてきているようです。
価格も白木の祭壇に比べて安価で済む上に、生花を帰りに自宅に持ち帰って、同じく持ち帰った遺骨の周りを花でいっぱいにすることもできます。
また、生花祭壇の場合は、供花も祭壇に飾ることで、さらに花で覆い尽くされる祭壇になることができます。その場合、名札は入口付近の芳名板にまとめて掲示されるケースが多いようです。

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